高齢者の健康と死因に関する考察
- 康弘 若菜

- 6月26日
- 読了時間: 3分
更新日:7月28日

令和7年の主な死因とその割合
人口動態統計によると、令和7年(2025年)の主な死因の構成割合は以下の通りです。
悪性新生物(腫瘍): 23.8%
心血管疾患(高血圧症を除く): 13.9%
老衰: 13.5%
脳血管疾患: 6.3%
肺炎: 5.3%
誤嚥性肺炎: 4.1%

死因別死亡率の年次推移
死因別死亡率(人口10万対)の年次推移を見てみましょう。悪性新生物や心血管疾患による死亡率はやや下がってきていますが、依然として高い水準を維持しています。一方で、脳血管疾患の死亡率は低下傾向にあります。
老衰による死亡率は、長寿社会の影響で上昇しています。また、平成20年以降にやや低下傾向にあった肺炎による死亡率は、令和元年以降に再び上昇しています。
日本の医療水準とその影響
日本は医療水準が高く、医療機関へのアクセスも世界トップレベルです。このため、三大疾病と呼ばれる悪性腫瘍、心血管疾患、脳血管疾患の死亡率は低下しています。しかし、老衰や肺炎、誤嚥性肺炎など、高齢者に特有の疾病による死亡率は横ばいか、やや増加傾向にあります。

海外の健康問題と日本の状況
他国の状況はどうでしょうか?比較のために、本川裕先生「社会実情データ図録」の情報を参考にしました。データは健康問題に関する複数回答の調査結果です。

新型コロナウイルス感染症が流行していた時期を除くと、2018年にはがん、肥満、メンタルヘルスの順で高い割合で回答されていました。しかし、2025年にはメンタルヘルスの問題が大きく浮上しています。


メンタルヘルスの重要性
本川氏は、国際的に三大疾病が克服されつつある一方で、メンタルヘルスが近年重要な問題として浮上していることを指摘しています。身体の疾病の克服や生活習慣の改善に比べ、精神面での改善は難しいと考えられています。
生活習慣の改善には、タバコやアルコールの制限など、強い精神力が必要です。これは、生活習慣の改善を求める予防衛生上の指導管理が、本人の精神的な負担を大きくしないように配慮する必要があることを示唆しています。
高齢者の健康を支えるために
私たちが目指すのは、和楽健美プロジェクトを通じて、高齢者の方々が毎日を笑顔で過ごせるよう、健康と活力を支える活動を広げることです。一人ひとりの尊厳を大切にしながら、地域社会に貢献することが私たちの目標です。
高齢者の健康を支えるためには、医療や介護の質を向上させることが重要です。また、メンタルヘルスの問題にも目を向け、心の健康を保つための支援が必要です。私たちは、これらの課題に取り組むことで、高齢者がより良い生活を送れるよう努めていきます。



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