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歯科医だから見える老いのサイン①ー健康寿命を延ばす
歯科医院に訪れる患者さんの中には、90歳以上で元気に自立した生活を送ることのできる方が増えてきています。訪問診療を行っている施設では、100歳を超えて介助を受けながら生活している、いわゆる超高齢者にお会いするのも珍しくない時代となりました。 世界最長寿国となった現在、病気をせず長生きすることが目標ではありますが、高齢者がいかに健康で自立した生き方ができるのか?いわゆる「健康寿命を延伸する」という考え方が広まりつつあります。 フレイル・オーラルフレイルと呼ばれる高齢者の虚弱を予防し、健康寿命を延伸するためにはどうしたらよいのだろうか?文献から得られた新しい知識を、医療・介護・福祉に関係した多くの皆様にいち早く届けたい、さらにはその理論を社会実装するにはどうすればよいのか?結果として健康寿命の延伸につながればいいのではという考えのもとに、このサイトを立ち上げました。 前回までのブログ記事ではその序論として、文献調査の方法や高齢者の定義を書かせていただきましたが、いよいよ各論に移らせていただきます。 目次 <健康寿命とは> <健康寿命の疫学> <

康弘 若菜
6月13日読了時間: 4分


高齢者とは何歳?ーその定義とは
2025年、世界保健機構(WHO)が発表した世界保健統計によれば、日本人男性の平均寿命は81.7歳、女性の平均寿命は87.2歳と、男性は世界で2位、女性は世界で1位と世界中でもっとも長寿の国であることが報告されました。長寿化の流れはやや横ばいとなりましたが、90歳あるいは100歳を超えた方々を見かけることが、珍しくない時代になったことを日々実感しています。 平均寿命:0歳児の平均余命と定義されています。「今年生まれた子が何歳まで生きるか?」を予想した期待値(厳密には平均値ではありません)です。0歳の平均余命とは、各年齢の死亡率をもとに10万人の0歳児が何歳まで生きられるのか、シミュレーションしたものと言えます。この結果から生命表(簡易と完全)が作られることになります。詳しくは専門書等を参考にしてください。 高齢者とは何歳以上のことか?その時々の時代背景や国ごとに定義が異なりますが、WHOは65歳以上を高齢者と定めています。日本では、社会保険制度を定める上では65歳から74歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と定義しています。しかし現在の65

康弘 若菜
6月10日読了時間: 2分
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